「ひろしの足跡」目次に戻る

◇◇ 2021年6月18日(金) ◇◇

「トルコ日本大使館 御中
特命全権大使 ハサン・ムラット・メルジャン 閣下」

 今回の1人の日本人の非常識な行動で、全てのトルコ国民の皆様を不愉快な想いにさせたことを、 日本人の一人として、心からお詫び申し上げます。

 昨日(17日)、海外ニュースで、日本人の男が猫を殺し、食べたため、逮捕され、国外退去処分になった、 と報じられました。とてもショッキングなニュースです。
 その男は、近所とトラブルになり、口論になっていましたが,その音声の中で、 日本には「猫を食べる習慣がある」、と喚き散らしていました。
とんでもないデタラメです。

 トルコの男性が、自分はこれまで日本が好きだったけど,嫌になった、とインタビューに答えていました。

 国を挙げて猫が好きなトルコの国民性。歴史的にも日本に対する印象はことの他良かった。 和歌山沖でトルコの軍艦エルツールル号が座礁したとき、日本人は必死に救助し、 自分たちの僅かな食料を乗組員に分け与えたたことが、トルコ国民の胸に響き、教科書にも取り上げられるほど、 日本に対しては信頼感があり、国を上げての日本好きの国なのです。

 それが、一人の男の今回の行いで、長年積み上げて来た友好関係にヒビが入りそうです。 積み上げて来た友好関係は目にこそ見えませんが、それだけに一朝一夕には出来ません。

 私たちは、普段、トルコは中東の遠い国と感じていますが、実はとても近いのです。 熊本市内にもトルコの方がいるのでは!?
慌ただしい毎日ですが、遠い外国にも少し想いを馳せてみましょう。