先日、熊本乳児院の「あぐり」を見学してきた。
新装なった熊本乳児院の前で。
虐待など、何らかの理由で実の親と暮らせない子どもたちは私たちの想像以上に多い。
戦後すぐの戦災孤児がガード下で靴磨きをしていた時代ではなく、まさに現代のことです。
ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗さんのコラムを読んだ。
まさに私が普段考え、感じていることと同じ内容であり、思わず、
「そうだ!!」と叫んでしまった。
熊本市は、児童相談所を設置している全国69の児童相談所のなかで、3年前に、
里親委托率が全国最下位になった。
その時、里親に委託されていた児童の数は32人、児童養護施設に入所していた児童が241人、
乳児院に22人。
委託率は10.8%だった。
危機感を持った県と市は、その後、目標数値を2029年までに現状の2.85倍となる38%に修正したが、
厚労省が打ち出した75%にはかなり程遠い。
それでもやっとこの4月から、
熊本市は里親制度を実行するフォスタリング機関を民間への委託事業でスタートさせた。
里親制度の充実のため、勉強会を通して仲間たちと活動してきたが、
私の活動結果がほんの少しだけ実現した。
やっとこれから! まだまだこれから!
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