「子どもにキエフの青い空を見せてあげたい」
これは、報道番組の女性ゲスト平原依文さんが紹介した言葉です。
キエフの友人のお父さんと話す機会があった平原さんが、「今、何を考えていますか」と尋ねたところ、
冒頭の「子どもにキエフの・・・」だったそうです。
ロシアの空爆が続くウクライナでは、国民は地下室に避難しています。
避難生活が長引くことで、子どもたちの心の傷を心配するウクライナの大人たちの心を代表して、
そのお父さんから出た言葉だと思います。
高齢者も、女性も、大人も、そしてなおのこと、小さい子どもたちは、
いま何が起こっているのかさえよく分からず、寒くて暗い地下室で震えながら避難生活を強いられています。
ロシアの軍事侵攻から今日で25日目、爆撃機で小児科病院や学校、
高層マンションを爆撃している様子をリアルタイムで世界中が目撃しています。
軍事施設のみで、「民間人は攻撃していない」というロシアの詭弁を信じているのは、ロシア人だけ。
そのロシアの中でも自国の軍事侵攻の事実を知って行動する人たちは、次々に拘束されています。
その結果、ロシア国内に戦争反対者はいないことになり、
ロシアの軍事侵攻の正当性を信じているのはロシア国民だけという事になってしまいます。
プーチンの被害妄想的な欧米への不信感が、そして民主主義への恐怖感が、
戦術核兵器(戦術核)の使用をちらつかせた要因なのでしょう。
しかし、いまのプーチンは、思い通りにならない現状を打破せんと、戦術核を使用するかもしれません。
その時NATOは、アメリカは、どう動くでしょうか。反撃とばかりに戦術核を打ち返せば、
それこそ第三次世界大戦の始まりです。
そうならないために、世界唯一の被爆国であり平和憲法を持っている日本は、岸田総理は、何をすべきか。
平和のリーダーシップを強く発揮してほしいと強く願うばかりです。村上博
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