9日(土)お昼頃、安倍晋三元首相が、参議院選挙の応援で訪れた奈良市で、手製の銃器で狙撃され、死去しました。
私は、いかなる人でも理不尽な理由で命を奪われることがあってはならないと、強く思います。
安倍氏の逝去には、心からお悔やみを申し上げます。
ただ、安倍元首相の政治家としての立場は、私とは全く相容れません。
安倍氏は『平和憲法』を改憲し、自衛隊が専守防衛から、先制攻撃が出来る自衛隊を目指す事を、広く公言していたからです。
ウクライナへの軍事侵攻では、プーチン大統領が戦術核の使用をチラつかせると、直ちに反応し、核使用の可能性を発言しました。
国民もそうですが、国会議員は、全て、憲法厳守が求められる存在です 。
もちろん、現憲法には条文を変えられる規定もあります。
しかし、その規定を根拠に、現憲法の一番の肝である『9条』を変えることを、安倍元首相は政治信条としていました。
すなはち、改憲派の急先鋒としての中心的存在でした。
憲法の厳守を求められる国会議員ですが、9条を変える事を政治信条としていた安倍晋三氏に対し、私は、現憲法を護る政治信条であり、
安倍元首相とは絶対に相容れない立場です。
この二、三日、TVを中心に人柄を含め、安倍氏の功績をマスコミが報道し始めていますが、森友、加計問題、桜を見る会など、
安倍晋三元首相から説明を受けていない不明朗な問題やトランプ前米大統領から戦闘機を言いなりで大量に買い付けたことなど、
現職総理時代の施策に対しては、冷静な検証が必要であり、うやむやであってはならない、と思います。
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