2023年8月29日(火)
来年、菊陽町で操業を始めるTSMCは、1日1万2千トンの地下水を汲み上げるとの情報が伝わり、
世界的にも有数の水の都と言われている熊本の地下水に影響はないのか。
多くの県民、市民が気にかけ、心配しています。
TSMCが汲み上げる地下水の量、1日1万2千トンは、
熊本市を含む11市町村で構成する熊本地域が1日で使用する水量、1億6千万トンに対して、
1%にも満たない0.076%です。地下水が枯渇するほどでは全くないことが分かりました。
しかし、問題は排水の水質問題です。工場は菊陽町に建設されます。立ち入り権限がある菊陽町が、
排水を検査し、水質汚濁防止法など、幾つかの水質基準をクリアすれば、
熊本市内を流れる坪井川に排水出来ます。
事前に水質に問題がないのか、私たちはしっかり確認しておく必要があります。
そんな折、鎌田県議からのお誘いで、8/30(水)に北部浄化センターで県から説明を受けました。
私はこれまで、現地の様子を2度見に行きました。工場予定地の外側から見ただけですが、
驚くほど数多くの大型重機が整地を行っていました。
排水については、県から直接の説明ではなく、
菊陽町を管轄する北部浄化センターの取り組みを聞くものでした。
浄化センターでは、これまでの重化学金属などを含む排水は、
これまでの排水の仕組みで処理できていましたが、PFASなど、
これまでに経験がない重化学金属が含まれるとの情報に、北部センター側は緊張している、
という印象でした。
本来なら、県は、多くの県民に説明する機会を何度も設けるべきでした。
PFASなどの重化学金属が有害なものではなく、北部センターでは分からない、という説明でした。
今後も県に対して、pの排水仕組みで無害で坪井川に放流出来るのかどうか、TSMCの排水問題に注意し、
報告したいと思います。
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