熊本市議会議員
村上ひろし
2016年 9月定例議会だより(第3回 定例会)
ごあいさつ
熊本地震復旧関連経費 731億円余
復旧・復興を優先したため、第1回定例会[3月議会]で可決した平成28年度予算のうち、191事業を先送り。
9月定例議会は8月29日から9月27日まで開会されました。
開会中、審議の結果、74議案を可決・承認しました。
9月議会で復興関連予算731億円7837万円のうち、予算確保のため、財政調整基金(家庭で言う貯金)を64億円切り崩しました。 また、3月議会で可決した事業が復旧・復興を優先するため予算執行できないと判断し、191事業、総額100億円余の事業を減額、先送りすることを承認しました。先送りの理由は復旧・復興にマンパワーを集中させるため予定した事業に取り組めない、とするものでした。 以下は主な項目です。
開会中、審議の結果、74議案を可決・承認しました。
9月議会で復興関連予算731億円7837万円のうち、予算確保のため、財政調整基金(家庭で言う貯金)を64億円切り崩しました。 また、3月議会で可決した事業が復旧・復興を優先するため予算執行できないと判断し、191事業、総額100億円余の事業を減額、先送りすることを承認しました。先送りの理由は復旧・復興にマンパワーを集中させるため予定した事業に取り組めない、とするものでした。 以下は主な項目です。
[ 熊本地震関連 ]
☆ 避難所運営関連
・炊き出し等実施校区自治協議会への給付 960万円
☆被災者への経済的支援
・災害見舞金支給経費 8億5600万円
・弔慰金支給経費 7000万円
・弔慰金支給経費 7000万円
☆住まいの支援
・被災住宅の応急修理・民間賃貸住宅借り上げ等 134億8360万円
・液状化・がけ崩れ等調査 4550万円
・液状化・がけ崩れ等調査 4550万円
☆震災廃棄物対策
・災害廃棄物の収集・運搬・処分、家屋の解体撤去処理 190億3600万円
☆公共施設・土木施設等復旧
・小中学校の校舎・体育館の復旧経費 45億1680万円
・花畑町別館解体経費 18億円
・廃棄物処理施設(東部処理工場) 12億8170万円
・市営住宅復旧経費 9億6980万円
・動植物公園復旧経費 4億3100万円
・くまもと森都心プラザ復旧 3億9500万円
・花畑町別館解体経費 18億円
・廃棄物処理施設(東部処理工場) 12億8170万円
・市営住宅復旧経費 9億6980万円
・動植物公園復旧経費 4億3100万円
・くまもと森都心プラザ復旧 3億9500万円
☆ 熊本城関連
・石垣撤去・建造物応急対策・天守閣調査設計経費 7億7700万円
・復興城主募集経費 1000万円
・復興城主募集経費 1000万円
☆農水産業施設復旧経費 1億4470万円
☆土木施設復旧経費
・道路・橋梁 83億9700万円
・河川・公園等 18億2860万円
・河川・公園等 18億2860万円
☆社会福祉施設復旧関係
・老人保健福祉・障害者支援施設 28億8800万円
・保育所等 10億6330万円
・保育所等 10億6330万円
[ 熊本地震関連以外の予算 ]
☆介護支援機器購入助成 4200万円
☆2019年開催ラグビーワールドカップ・女子ハンドボール世界選手権開催準
備経費 1191万円
[ 常任委員会報告 ]
☆厚生委員会
震災後、初の厚生委員会では補正予算として震災により未実施となった事業の減額補正に加え、
老人・障害者福祉施設の復旧経費14事業43億6千万円余について審議するとともに、平成27年度決算について議論した。
特に市民病院の移転新築に関しては、公共施設マネジメント特別委員会での議論がせんこうする中、
移転先の用地取得費や建設に係る事業費総額について議論した。今後3年間で設計・工事費等で約234億円、
用地取得経費約26億円を要し、再建方針として、総合周産期母子医療・救急医療・地域包括ケアの推進を目指すこととなる。
震災復興の重点的取り組みとなるよう注視していきたい。
[ 意見書 ]
今回、市民連合として、熊本地震における「液状化対策への支援拡充」や
「農業者・漁業者の負担軽減」また「一部損壊世帯への支援制度の充実」を求める意見書を提出しましたが、
自公などによる反対多数で不採択となったことはとても残念です。
☆採択された意見書
・同一労働同一賃金の実現を求める意見書
・地方財政の充実・強化を求める意見書
・地方財政の充実・強化を求める意見書