熊本市議会議員
村上ひろし
予算の内訳は、一般会計3948億円(前年比30.4%増)、特別会計2174億円(前年比1%減)、企業会計723億円(8.5%減)です。
昨年度(2016年度)の一般会計予算は政令市になって初めて3000億円を突破しましたが、今年度は熊本地震を受けての「復興元年」と位置づけられ、地震関連経費715億円を含んでいるため、919億8千万円という大幅増額予算となりました。
市役所の組織は、政策局や健康福祉局など市長部局と呼ばれる9局と教育委員会や消防局などの外局5局、合わせて14の組織で構成されています。 其々の局の予算のポイントの一部をお知らせします。
・仮設住宅入居者くらし再建支援経費・・・・8900万円
応急仮設住宅入居者の日常生活を支え、見守りや生活・健康相談など、一人ひとりの状況に応じた支援を行う。また、生活再建に役立つ情報や復興の取り組みを掲載した「復興だより」の発行。
・伴走型住まい確保支援経費・・・・・3300万円
応急仮設住宅の供与期間内に恒久住宅へ移行する際、不動産情報の斡旋や再建に向けた支援を行い、早期自立をサポート。
・地域コミュニティセンター及び地域公民館災害復旧経費・・・6770万円
地震で被災した地域コミュニティセンターの復旧工事を行い、地域公民館の修繕及び再建費用の一部を助成。
・DV防止対策の実施・・・・・830万円
配偶者暴力相談支援センター事業、DV防止啓発事業、DV被害者支援団体の活動を支援。
・生涯を通じた健康づくりの推進事業・・・・2億6510万円
がん検診の推進 2億5610万円
生活習慣病の予防対策 570万円
歯と口腔の健康づくりの推進 340万円
・安全・安心のための保健衛生の向上と医療体制の充実・・・・22億9990万円
初期救急医療体制の整備 2億2850万円(休日、夜間、年末年始の救急医療体制)
予防接種の推進 20億6850万円
動物愛護の推進経費 289万円(殺処分ゼロを目指した取り組み)
・高齢者、障害のある人などが豊かに暮らせる環境づくり・・・187億5500万円
介護予防・日常生活支援総合事業の実施9億9451万円
高齢者や障がい者移動支援7億6350万円
障がい児者への福祉サービスの提供163億2300万円
発達障がい児者に対する支援7300万円
・恵まれた水資源の保全・・・8億7700万円
硝酸性窒素削減対策経費7億7600万円(発生源のひとつ、家畜排泄物の処理施設整備)
水源かん養林整備経費4700万円(水源かん養林の植樹、森林整備)
白川中流域かん養推進経費5400万円(菊陽、大津の白川中流域での水田湛水事業)
・生物多様性の保全と持続可能な利用・・・4810万円
生物多様性保全推進経費220万円(情報収集、連携構築など)
自然環境保全経費1810万円
(被害発生が懸念されるアライグマなど外来生物対策)
緑化推進経費2780万円
・持続可能な資源循環型社会の構築・・・・309億2720万円
ごみ減量・リサイクル啓発推進経費2200万円
資源物再資源化推進経費9億7120万円
災害廃棄物処理経費299億1700万円(被災した家屋解体・撤去時の廃棄物処理)
災害廃棄物関係経費1700万円(解体現場のアスベスト飛散状況調査)
・成長産業の振興と企業誘致の推進・・・10億1190万円
優遇制度を活用し、企業誘致を推進し、内外への情報発信やフォローアップ。
・観光客やMICEの誘致・・・・・・・77億3460万円
(仮称)熊本城ホール整備事業71億2510万円
MICE推進事業6320万円
ラグビーワールドカップ2019推進事業4億66300万円
2019女子ハンドボール8000万円
・観光資源の魅力の創造と向上・・・・・・24億4879万円
熊本城災害復旧経費18億8900万円
復興城主募集経費2800万円
動植物園災害復旧経費4億4845万円
江津湖花火大会開催経費6000万円
熊本城マラソン開催経費1億 334万円
くまもと復興映画祭開催経費1000万円
・消防車両の整備1億2500万円
・防災消防ヘリコプターによる支援1349万円
・給食提供支援事業6500万円
(給食設備が被災した益城町の小中学校への給食提供支援)
・学級支援員派遣経費2億 740万円
・スクールソーシャルワーカー(SSW)配置事業4060万円
・スクールカウンセラー配置事業4594万円
・学校施設災害復旧経費20億5890万円
・空調設備経費16億 350万円
・教職員人件費334億 826万円
(教職員の給与、定数、学級編成基準決定の権限が、県から政令市にすべて移譲されました。)