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『情熱大陸』 金も地位も捨てアジアへ  フリーランス医師 岩田雅裕

 2/21放送されたTBS番組、情熱大陸は凄かった ??
視聴された方も多いと思う。
ご覧になられなかった方の為に説明します。

 フリーランスの岩田雅裕 医師(55歳)がカンボジアを年間8回訪れ、現地の子供たちの治療を行 う。その際の治療費は一切受け取らない。
渡航費も滞在費も全て岩田医師の自腹。

 鼻の腫瘍が大きくなって呼吸に影響する女の子を手術したのだが、もちろん設備が整っているわけ ではなく、それこそ現地にある手術器具だけで行うと言う信念。

 腫瘍がある場所が難しく、1度では取りきれず、次回の訪問で取ることになった。しかし、女の子 は明るくなり、綺麗になりたいと笑顔で語った。

 現地の病院の手術室を使うが、治療費は患者からは一切受け取らない。年間8回の渡航費や滞在費 も相当な金額になるが、全て日本でフリーランスの医師として稼いた中からだす。
歯科衛生士の妻の大きな支えがある。

情熱大陸 写真1

 外国で活動する『国境なき医師団』については、募金や寄付が支え。途切れると活動できなくなる。
岩田は日本では引っ張りだこのフリーランス医師。確実に稼いで資金にする。その潔さが凄い。



情熱大陸 写真2

 同じように、日本での講演会や寄付でアフガニスタンで活動する中村 哲 医師も凄い。テロとの戦 いと称してアメリカは雨あられの空爆を行う。


情熱大陸 写真3

 中村 医師はハンセン病の治療で現地に渡ったが、まず衛生的な水を飲んでいないため感染症にかか る現実を見て、綺麗な地下水を掘り出した。井戸を掘る医師、としてご存知だろう。
空爆はテロリストを増やすだけ、荒れて横土になった大地に雪解け水を引く堰を作り緑の大地に変 えた。加藤清正の工法を利用した。現地の人たちだけで修理が出来るように。



情熱大陸 写真4

 2人の医師に共通する精神は “ 謙虚さ ” 。
全く偉ぶっていない、むしろ飄々とさえしている。
もちろん、現地の人たちからの信頼、尊敬の念が厚いことも共通している。

 アメリカと組んで防衛力、軍事力だけで自国を守ることしか考えない政治家たちには思いもつかな い考え方だろう。

 私は最高の福祉は平和である、と障害者仲間たちと話している。