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2020年 6月14日（日）
「SNSの誹謗中傷」
『 システム R e T hink 』
SNS上に書き込まれる匿名による誹謗中傷の文章が、これまで数多くの人の心を傷つけてきました。
22歳の女子プロレスラー、木村花さんがSNS上の何百もの誹謗中傷を苦に、 人生の幕を自ら閉じてしまいました。
この出来事が話題となり、朝の報道番組の中で、アメリカでの「Re Think」というシステムが紹介されました。
そのシステムとは、SNSに書き込もうとするとき、その文章内容で本当に良いのか、 とのメッセージがパソコンの画面に表示され、誹謗中傷の書き込みをしようとしたケースの90%が書き込みを止めた、 という内容の紹介でした。
このメッセージを画面に表示させるためには、このアプリをダウンロードする必要があり、 書き込みをする全員に自動的にメッセージが表示される訳ではありません。
しかし、このメッセージが表示されると確実に効果があることが実証されていることになります。
この、Re Think と呼ばれるシステムは、なんとアメリカの14歳の少女によって発案されたものだということです。
これまでもSNSの手軽さと同時に匿名性がもたらす悲劇をなんとか食い止めようとの議論はあったものの、 有効な手段がありませんでした。この Re Think は確実に効果がありそうです。
このシステムは、心理の専門家によって考えられたものではなく、 若者が発想したシステムというのが何よりも素晴らしいです。
木村花さんの命を無駄にしないためにも、日本でも、直ちに検討すべきだと思います。
まずは、熊本市で議論をしていきたいと思います。