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2020年 10月 2日(金)
「街中のバリア」
『 市内中心部のバリア 』
熊本市役所から約150m、下通りアーケード街に行く途中のビルです。
飲食店が入っている4階建てのテナントビルです。
1階の餃子店は美味しいと評判の人気店で、いつもお客さんで一杯です。
私も行きたい! お店ですが、簡単に行けません。そこにはバリアが。
★ 道路の縁石とビルの縁石、10センチ以上の2段段差が行く手を阻んでいます。
古いビルではありません。建設されたのは2年ほど前です。
★ 1つ隣のテナントはコンクリートのスロープ、2つ隣のラーメン屋さんは鉄板のスロープを設置しました。
★ 傾斜している土地は、建築条件としてどこにでもあります。
★ 皮肉にも段差の手前から奥に見えるのはエレベーターです。
★ エレベーターには車いすシールが貼ってあります。
怪我をして松葉杖を使うこと、ベビーカーを押すこと、歳を重ねて段差をまたぐことのキツさなど、
自分のこととして考えれば想像力が働きます。
どうやら、このビルのオーナーも、また設計した人も、建設にあたって、
自分のこととして考えなかったのでしょう。
私たちが、民間ビルの建築図面を事前にチェックすることは難しいことです。
工事期間中はフェンスで工事現場の中は見えません。
建物を建てるには、建築基準法やバリアフリー法など、幾つかの法的手続きがあります。
建築面積が2000㎡(約604坪)以上あると、バリアフリーの協議でバリアフリーの基準をクリアしないと、
建築確認申請が下りない仕組みです。