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2020年 11月 27日(金)
「こうのとりのゆりかご」
慈恵病院が平成19年5月から運用を開始している「こうのとりのゆりかご」は、開設当時、
全国的に大きな議論を巻き起こしました。
あれから13年半が経過しましたが、医者や弁護士、大学教授など、
6名で構成される専門部会が立ち上げられ、この間、定期的に検証がなされてきました。
本日、2019年(平成31年)4月1日から2020年(令和2年)3月31日までの報告書と運用状況について、
専門部会の見解が示されました。
その中で、刑法上の「明らかな違法性」は認められなかったものの、 保護責任者遺棄とも評価されうる危険な状態で赤ちゃんが置かれていた事例もあったそうです。
この1年間に預けられた赤ちゃんは、11人だったそうです。
一つ一つのケースには様々な背景があり、一括りに出来ませんが、それでもマスコミ各社が、
この問題を取り上げる際、「こうのとりのゆりかご」、いわゆる「赤ちゃんポスト」と表現することには、
私は強い違和感を感じ続けています。